インプラント治療についてご紹介します
虫歯や歯周病、外傷などさまざまな理由で失ってしまった歯の治療には、取り外し可能な「入れ歯治療」や、残っている歯を削って支台にして連結した人工歯を装着する「ブリッジ治療」、そしてインプラント(人工歯根)を埋め込む「インプラント治療」があります。
それぞれにメリットと特徴がありますので、患者様に合う治療法を選択することが大切です。大阪府吹田市の歯医者で阪急千里線「南千里」駅より徒歩2分の「中村歯科医院」では、より安全で安心できるインプラント治療をご提供しています。
安全な治療環境を整えています
インプラント治療とは、顎の骨に生体親和性の高いチタン製のインプラント(人工歯根)を埋め込んで安定させ、そこにセラミック製の人工歯や特殊な入れ歯を装着して歯の機能を補う治療法です。外科手術を行いますので、難易度が高く、同時に正確さや安全性が求められます。
歯科用CTによる精密診断
インプラント治療を成功させるためには精密診断が欠かせません。顎の骨のどの位置にどのくらいの角度でどのくらいの深さにインプラントを埋め込むのかの治療計画立案のためには精密検査が必要です。そのために当院で活用しているのがCT画像です。従来のレントゲン撮影では得ることができない顎の骨の形状や骨密度、神経の位置などを詳細に、そして3次元で立体的に把握できます。
徹底した滅菌体制
当院では院内感染予防対策として、オートクレーブ(高圧蒸気滅菌器)を導入しています。ヨーロッパの厳しい基準をクリアしているクラスBの滅菌器ですので、高熱に耐えられるあらゆる種類の器具はオートクレーブにて処理をしています。衛生管理の徹底は患者様だけでなくスタッフの健康を守るためにも大切です。また手袋や紙コップなど使い捨てにできるもの(ディスポーザブル)を採用しています。
治療の流れ
- Step1
カウンセリング - まず患者様のお話をじっくり伺います。ご質問にお答えし、お悩みからさまざまな治療の選択肢についてわかりやすく丁寧にご説明します。
- Step2
各種検査・
治療計画の立案 - 虫歯や歯周病の検査のほか、咬み合わせのチェックを行い、CTを用いた精密検査も行います。検査結果を総合的に判断して、患者様のご要望もふまえた治療計画を立案します。そして患者様にご理解・ご納得いただきましたら、インプラント治療を開始します。
- Step3
一次手術 - 治療計画に沿って顎の骨にインプラントを埋め込みます。歯ぐきを切開し、インプラントを埋めるための穴を開け埋め込み、そして歯肉を縫合します。外科手術の際には局所麻酔を行い痛みを抑えられますのでご安心ください。
- Step4
治癒期間 - インプラントと顎の骨がしっかり結合するまでの治癒期間を設けます。治癒期間は下顎で約1~2ヶ月間、上顎で約2~3ヶ月間です。その期間は状態の確認や洗浄のために数回通院していただきます。
- Step5
二次手術 - インプラントが安定したのを確認したら歯肉をふたたび切開し、人工歯などを装着するためのアバットメントを装着します。そして歯ぐきの治癒を待ちます。
- Step6
人工歯装着 - 咬み合わせなどを考慮したセラミック製などの人工歯を装着します。そして調整を行いインプラント治療が終了します。
- Step7
メインテナンス - インプラントを長く快適に使用するためにはメインテナンスが欠かせません。毎日のセルフケアに加え、定期的な歯科医院でのメインテナンスを受けてください。
当院でのインプラント治療
上記の治療の流れでは一般的なインプラント治療についてお話ししました。インプラントにはほかにも種類があります。顎の骨の状態やお口の状態によって治療法の選択肢があるのでご紹介します。
ミニインプラント
4本の小さなインプラントを埋め込み、その上には特殊な入れ歯を装着して歯の機能を補う方法です。
抜歯即時埋入法
通常は抜歯後、歯ぐきの治癒を待ってからインプラントを埋め込みますが、骨がしっかり残っている際に抜歯と同時にインプラントを埋め込むのが抜歯即時埋入法です。治癒期間の大幅な短縮が可能です。
フラップレス
歯ぐきの切開を行わずに、小さな穴を開けてインプラントを埋め込むのがフラップレス手術です。身体への負担が少なく、治癒期間の短縮につながります。当院での実績が多い治療法です。
GBR法
顎の骨が足りない場合には、人工骨や人工膜などを用いて顎の骨の再生を促します。インプラント埋入時に行う場合と事前に再生させてからインプラント治療を行う場合があります。