持病のある方は・・お薬手帳を必ずお持ちください。
今日は一日雨のようですね。お気をつけてご来院ください。
コロナの流行のために、最近は、来院時に毎回体調をお聞ききしております。
そのことに、ご不快な方もおられるかもしれませんが、ご協力よろしくお願いいたします。
私も、毎朝、検温、パルスオキシメーターで動脈血酸素飽和度(SpO₂)と脈拍を測っております。酸素飽和度(SpO₂)とは、心臓から全身に運ばれる血液(動脈血)の中を流れている赤血球に含まれるヘモグロビンの何%に酸素が結合しているのか、皮膚を通して(経皮的に)調べた値です。肺や心臓の病気で酸素を体内に取り込む力が下がってくると酸素飽和度(SpO₂)は、下がるそうです。一般的に96%~99%が標準値とされてます。90%以下の場合は十分な酸素を臓器に送れなくなった状態(呼吸器不全)になっている可能性が高いため、今回のコロナのように肺炎にかかる方が多い場合、早期の発見につながるかと考え日々自分で管理しています。
ところで、平素から、特に初診時には、お薬手帳を見せていただいています。歯科でなんでいるの?と疑問に思う方もいらっしゃいますが、患者様から、持病や、服用しているお薬について正確な情報をいただくことで、適切な配慮をして歯科治療を安全に進めるためにはとても重要なことなんです。たとえば、血液がサラサラになる薬を飲んでらっしゃる患者様が、それを歯科医師に知らせず抜歯を受けたら血が止まらないことになり、たいへんです。
歯科医師が適切な配慮をして安全に治療するには、正確な情報が必須です。
とはいうものの、「お薬の名前全部覚えてないわ」といった方も多々おられます。そういった時に頼りになるのが、お薬手帳です。少なくとも、医科で治療中の方に関しては、受けている治療、飲んでいるお薬が正確に、歯科医師に伝わります。患者様自身に配慮した治療ができますし、大事な注意事項もあらかじめお伝えできます。
初診時には、必ずお薬手帳をお持ち下さい。
また、お薬の内容が変わった時にも、お持ち下さい。
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