保険適用で白い歯?ピーク冠について
みなさんこんにちは。
今回は金属を使用しない奥歯の被せ物「PEEK 冠」(ピークかん)についてお話しさせて頂きます。
奥歯の被せ物というと従来は「銀歯」を使うのが一般的でした。銀歯は強度が高く、材料費も比較的安いため、失った歯質を補う材料として重宝されていました。しかし、銀歯は見た目が悪いだけでなく、金属アレルギーのリスクがあったり、虫歯の再発リスクが高かったりするなどの欠点もあります。そんな中、金属を使用しない奥歯に使える被せ物である「PEEK 冠」に保険が適用されたことで、前歯から奥歯まで保険診療の範囲内で白くできるようになりました!
🦷「PEEK 冠」のメリット🦷
https://www.shofu.co.jp/pickup/blockpeek/
松風様HPより引用
①7・8番にも適応できること
PEEK冠のメリットとして大きいのは第一大臼歯である6番だけでなく、第二大臼歯(7番)と第三大臼歯(8番)にも使えるという点です。従来の保険のルールでは、特別な理由、条件がない限り、7番と8番の被せ物は銀歯で作らなければなりませんでしたがPEEK冠が保険適用されたことで、すべての歯を白い歯で治療できるようになりました!
②破折しにくい
従来のCAD/CAM冠は、レジンとセラミックの混合材料で作られているため、強い圧力、力が加わると割れてしまうことありました。PEEK冠はプラスチック材料で作られていることから、割れにくいという性質があります。
③金属アレルギーの心配がない
メタルフリー(非金属)な素材のため、金属が溶け出して体内にまわり、金属アレルギーを発症するリスクがないため金属アレルギーの方にも使用して頂ける。
🦷「PEEK 冠」のデメリット🦷
①審美性に劣る
PEEK冠の材料となるPEEKブロックは、アイボリー色をしています。現物を見るとわかりますが、従来のCAD/CAM冠よりも色がやや不自然で天然歯と並ぶと浮きやすいです。奥歯はもともと目立ちにくい部位なので、あまり気にならないという方も多いとは思いますが審美性は従来のCAD/CAM冠より劣ります。
②臨床期間が短い
大臼歯への保険適用が開始されてから期間が短いため長期にわたって使用した場合の臨床結果はこれからになります。
以上が 「PEEK 冠」のメリット・デメリットになります。ご興味や気になることがあれば、いつでもお気軽にご相談ください☺️✨
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