入れ歯のお手入れ方法と注意点
最近猛暑が続いていますが、お元気に過ごされていますか?
突然ですが正しい入れ歯のお手入れ方法を皆様はご存知でしょうか?
今回は正しい入れ歯のお手入れ方法や注意点をお話しさせて頂きます。
まず、入れ歯のお手入れ方法についてお伝えします。
毎日のお掃除の手順は大きく分けて4つです。
Step1取り外し:
毎食後と就寝前に入れ歯を取り外します。
Step2流水で洗う:
水で入れ歯を軽くすすぎ、食べ物のカスや異物を取り除きます。
Step3専用ブラシで磨く:
入れ歯用のブラシと洗浄剤を使って、入れ歯全体を丁寧に磨きます。(普通の歯磨き粉は研磨剤が含まれているため、入れ歯を傷つける可能性があります。残っているご自分の歯を磨く歯ブラシとは絶対に兼用しないでください。)
Step4洗浄剤に浸す:
毎日でなくても結構ですが週に数回、入れ歯洗浄剤に浸けることで、細菌やカビの繁殖を防ぎます。(お口からはずしたまま洗浄液につけても、あまり効果が望めません。)
次は、保管方法についてお伝えします。
夜間の保管:
就寝時には入れ歯を外して洗い、水を入れた容器につけておいてください。乾燥を防ぎ、形状を維持するためです。(お口の状態によっては、はめたままお休みになるようお話しする場合もあります。)
洗浄剤に浸す:
洗浄剤に浸すことで、さらに清潔を保つことができます。
最後に入れ歯の取り扱いで注意するべきことについてお伝えします。
1. 入れ歯を落とさない:
硬い場所に落とすと入れ歯が割れることがあります。取り扱いの際はタオルや柔らかい布を敷くなどして、落下時の衝撃を吸収するようにします。(入れ歯を洗っていただく時もお水を張った容器の上で洗ったりタオルを敷いたりすると安心です。)
2. 熱湯を避ける:
熱湯を使用すると入れ歯が変形する恐れがあるため、水で洗浄してください。
3. 適切なフィット感の確認:
ブリッジやインプラントに比べて、慣れるまでに時間がかかりますが、入れ歯が合わなくて痛い時も、はずした状態で来院されると不具合がわかりにくいので、少なくとも来院前日と当日はお口の中にはめたまま来院してください。
(ご自身でのヤスリ、ペンチ等による調整はおやめください。)
4. 洗浄剤の使用指示を守る:
洗浄剤の使用方法や使用頻度については、製品の指示に従ってください。
5. 入れ歯の素材に注意:
金属部品が含まれている入れ歯の場合、漂白剤や過酸化水素などの強力な洗浄剤は避けてください。素材を損なう可能性があります。
以上が正しい入れ歯のお手入れ方法、注意点になります。
入れ歯は楽しい食生活や会話、若々しさを保つこと、残っている歯と歯ぐきを守ったりするのに欠かせないものです。正しいお手入れ方法で長く大切に使いましょう!
何か心配ごとやご質問等があれば、お気軽にご相談ください!
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