TCHについて
TCHってご存じですか?
今、あなたのお口の中で上の歯と下の歯はどうなっていますか?
ガチっとかみ合っていますか?それとも接触せずに隙間がありますか?
前者の方はTCHの可能性があります!
●TCH(Tooth Contact Habit 歯列接触癖)とは?
平常の安静時には上下の歯列間に1~3㎜の隙間があり、 上下の歯が接触するのは、物をかむ時と飲み込む時だけです。その時以外に上下の歯を接触させる癖を歯列接触癖(Tooth Contact Habit 以下TCHとする)といいます。
●TCHの確認の仕方
①正面を向いて、軽く目と口を閉じます
②その状態で上下の歯がどうなっているか確認
上下の歯が当たっている方、離れていることに違和感を感じる方はTCHの癖がある方です。
●多くの方がTCHの自覚がない?
TCHのある患者さまに「普通は唇を閉じている時は、上の歯と下の歯は離れているんですよ」とお伝えすると、「え!咬んでるものだと思っていました。」と驚かれることがほとんどです。
とくにTCHは仕事や勉強、家事、趣味などで作業をするときなど 集中している時に強くなりやすいため、自覚しづらくなります。
●その不調、TCHが原因かも?
たとえ弱い力でも長時間TCHがあると、顎を閉じる時に使う筋肉や舌の筋肉がだんだん疲労してきて、『顎がだるい』『頭が痛い』『首が痛い』『舌がピリピリする』といった不調がでてきます。
顎が痛くなる、顎関節症患者の8割はTCHが原因ともいわれています。
中には『むし歯などの原因が見当たらないのに、歯が痛い』『歯がしみる』『かぶせが取れた』『歯が割れた』といった症状がでることもあります。
●TCHの治療法は?
長年の習慣の中で形成された癖のため、何かをしてすっきり解決という訳にはいきません。
意識して「歯を離して生活するぞ!」と思っても実践は困難です。
しかし、生活の中で意識させる方法はあります。
TCHを治すためのポイントは
①TCHであることを自覚する。
②生活環境の中に「リラックス」という紙を10枚以上貼って、目についたら力を抜くを繰り返し行う。PCの横、キッチン、テレビの横など、時々貼る場所を変えながら行うと効果的です。
TCHは自覚がなく体の不調をひきおこす原因となっていることがあります。
スマホの扱いなど生活習慣の見直しも効果的です。
TCHかも?と思った方は、一度スタッフにご相談ください。
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